米Intelと米Commerce Oneは米国時間10月18日に,電子商取引(EC)向けソリューションに関する両社の提携関係を強化したと発表した。両社は今後3年間にわたる新たな協力体制を確立し,Intel社のプラットフォーム(IA-32やIA-64)での電子商取引ソリューションの開発にあたる。

 提携には共同研究施設や共同マーケティング基金の設立なども含まれる。研究施設はカリフォルニア州クパチーノのCommerce One社キャンパス内に設置する。Commerce One社の電子調達/マーケットプレース・ソフトウエアをIntel社のプラットフォーム(Itaniumアーキテクチャも含む)に最適化し,試験も行う。

 さらにIntel社のインターネット経済へ向けた取り組みを生かした各種の技術プロジェクトについても両社は協力していく。

 この提携拡張に関して,Commerce One社のチーフ・ストラテジ・オフィサーであるChuck Donchess氏は,「電子マーケットプレースは,数十億ドルにものぼるトランザクションに対応するために拡張していかなければならない」とし,Commerce One社が結んでいるIntel社や米Microsoft,米Compaq Computer,米Hewlett-Packard(HP)などとの提携関係はこれを支援するための鍵となるもの,などと説明している。

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