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デザインを工夫し狙うは家庭,3Comがネット端末「Audrey」を出荷米3Comが米国時間10月17日に,インターネット端末「Audrey」を発表した。家庭のキッチンや居間などでの利用を想定し,電子メールやインターネット,カレンダやアドレス帳などにワンタッチでアクセスできるようにした。デザインにも工夫を凝らした。 米Palmの「HotSync」に対応しており,Palm機などとの同期化が可能。米国市場での価格は499ドルから(淡いモスグリーン以外の4色は549ドル)。同日オンライン販売の受注を始めた。店頭にも10月中に並ぶ予定という。1年間の保証付きである。 「Audrey」は,3Com社が開発を進める家庭用ネットワーク製品群「Ergo」(「エアゴー」と発音,ラテン語で“therefore”の意味)シリーズの第1弾となる。「当社では,消費者向けに簡易性を追求した製品に注力しており,Audreyはこの戦略に基づいたもの」(3Com社の会長兼CEO,Eric Benhamou氏)。 3Com社では「デジタル・ホーム」構想を掲げ,家庭内ネットワークやそのインフラ強化などに焦点を当てている。「家族の一人ひとりを住宅のなかでも外でもネットワーク接続し,重要な情報が共有できるようにする。消費者のライフスタイルをより豊かなものに高めていく」(3Com社)。「Audrey」の主な機能は以下の通り ■コンテンツ選択 ニュース:ABCNEWS.com このほか,以下のWWWコンテンツがAudreyユーザ向けにカスタマイズされ,まもなく利用可能となる。現在,3Com社が各社と契約の締結を進めている。 ・Beauty.com(化粧品や美容関連情報) ユーザーは好みに合わせてコンテンツの設定を変更できる。このほか,インターネット・サービスや電子商取引サービスのプロバイダが提供するチャンネルを6つ用意した。ユーザーのクレジット・カード情報と配達先の情報をファイルに保存することで,中華料理のテイクアウトや週末の外出に使う日焼け止め,CDの購入といったちょっとした買い物も簡単に行うことができる。個人情報ファイルにはセキュリティをかけ,安全性を確保した。 ■電子メール機能 ■共有カレンダ 筐体は黒,ブルー,モスグリーン,淡いモスグリーン,黄色の5種。OSにはカナダQNX Software SystemsのリアルタイムOS「QNX」を採用した。マイクロプロセサには米National Semiconductorのx86互換プロセサ「Geode GX1」を搭載する。Geode GX1は,x86のCPUコアとグラフィックス・コントローラ,PCIコントローラ,メモリ・コントローラを1チップに集積したLSIである。 米Marimbaのソフト配布管理ツール「Castanet」によって,ソフトウエアは自動的にアップデートされる。このほか,ストリーミング・メディア再生ソフト「Real Audio」,ステレオ・スピーカ,V.90 56Kの内蔵モデム,内蔵マイクロフォンを装備,無線キーボード(端末の背面に収納可),入力用ペンなどが付属する。ペンを使って,WWWサイトの写真や画像をハイライトするだけで,電子メールに添付して送信することもできる。なおCATVやxDSLなどのアクセス網とつなぐ場合に向けは,Ethernetアダプタを用意する, 米Cahners In-Statによれば,「インターネット端末市場は今後5年間にわたり年平均73%で拡大する」という。 なお,同様のネット端末には,米MicrosoftのMSN社と米Compaq Computerが8月末に販売を始めた「iPAQ」をはじめ,MSN社が同様に米eMachine社と提携して10月末から販売を始める「MSN Companion」(実質無料/ISP3年契約ユーザ)などがある。MSN社は米Vestel USAとも同様のネット端末ですでに提携しており,端末をこの秋投入の予定である。また米Intel社の「Dot.Station」,米AOLと米Gatewayが開発の端末などもあり,これらの端末では,OSにLinuxを使っている。 ◎関連記事 |