米IBMや米Sun Microsystemsなど15社が,インターネットにつながった家庭やオフィス(SOHO)向けにサービスを提供するための標準仕様「Open Service Gateway」を策定する協議会を設立した。Javaをベースにした仕様となる。各種のAPI(application programming interface)を定める。
 サービスとして想定しているのは,緊急医療,家庭の電力制御,ホーム・オートメーション,ホーム・セキュリティ,エンターテインメント・サービス,電子商取引など。ISP(internetserviceprovider)やキャリア,機器ベンダ向けのプラットフォーム確立をねらう。既存のBluetooth,CAL,CEBus,HAVi,HomePNA,HomePnP,HomeRF,Jinitechnology,LonWorks,VESAを補完するものと位置づける。
 Open Service Gatewayは,以下の構成要素から成る。アプリケーション・フレームワークとリソース管理,thin clientやWAN Client向けのAPI,LAN向けのAPI,セキュリティ関連API,データベース管理関連APIである。
 協議会設立に加わったのは,Alcatel,Cable and Wireless,Electricite de France,Enron Communications,Ericsson,IBM,Lucent Technologies,Motorola,Network Computer,Nortel Networks,Oracle,Philips Electronics,Sun Microsystems,Sybase,東芝である。このほかの情報は,http://www.osgi.org/osgi_html/osgi.htmlにアップされている。

[発表資料]