米Compaq Computerが米国時間5月8日,無線インターネットと家庭内ネットワークを実現する無線アダプタの発売した。価格は99ドルからである。

 米Proximの「Symphony-HRF」技術を採用した。半径150フィート(約45.7メートル)以内どこからでも,無線で家庭内ネットワークの利用が可能。家庭内やSOHOにおいて,同時にインターネットを使用したり,プリンタやファイルの共有,ゲーム対戦などができる。製品の発表自体は,家庭向けパソコンと同時に1月に行っているHomeRFに対応している。HomeRFは,米Microsoft,Intel社,米HP(Hewlett-Packard),米IBM,日本メーカなど40社以上が策定した家庭内無線ネットワークの仕様である。

 デスクトップ機向けにはUSBアダプタ,モバイル機向けにはPCカードを用意。価格199ドルで,Compaq社の直販か「Built For You」参加店で販売を開始している。「Presario」デスクトップまたはノートブック購入者には99ドルで提供する。

 なおIntel社も,HomeRFに準拠した家庭内無線ネットワーク製品「AnyPoint Wireless Home Network」を米国時間4月5日に発表している。データ伝送速度は1.6Mビット/秒。119ドルから。IBM社が,パソコンとインターネット端末(Internet Appliance),Thin Clientの新ブランド「NetVista」のうち一体型パソコンの「NetVista All-in-One」に,AnyPoint Wireless Home Networkを組み込むという。NetVistaに関しては,「IBMが「NetVista」発表,PC,インターネット端末,Thin Clientの新ブランド」を参照されたい。


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