Linuxに関する標準化を進める非営利団体「Free Standards Group」がLinux向けアプリケーション開発のための参照仕様「Linux Development Platform Specification (LDPS)」の第1版をリリースした。米VA Linux Systemsが米国時間10月11日に発表したもの。
LDPSは一般に利用可能になっているLinuxディストリビューションに対応したソフトウエアの可搬性向上を図ることによって,開発と配布を促すことねらって策定された。対象となるLinuxディストリビューションには以下がある。
米Caldera Systemsの「Caldera OpenLinux 2.4」,Conectiva社の「Conectiva Linux 5.1」,加Corelの「Corel Linux OS Second Edition」,Debian Projectの「Debian GNU/Linux 2.2」,MandrakeSoft社の「Linux-Mandrake 7.0」,米Red Hatの「Red Hat Linux 6.2」,独SuSE Linux AGの「SuSE Linux 6.4」,米TurboLinuxの「TurboLinux 6.0」などが含まれる。
「一つのリファレンスを定めることで,Linux向けアプリケーションの開発プロセスを大幅に簡易化できる」(Free Standards Group議長のDan Quinlan氏)。
「Linuxディストリビューション間の互換性のなさによって,Linux市場の細切れになってしまうことを懸念していたが,LDPSによって共通のプラットフォームができた」(Gerald Pfeifer氏)。
Linux Development Platformは以下に準拠する。つまりLinuxカーネル 2.2.x(xは14以上),glibc 2.1.x(xは2〜3),XFree86 3.3.x(xは6以上),ncurses 4.2あるいは5,GCC version egcs-2.91あるいはGCC 2.95.x(xは2以上),binutils 2.9.x.v(xは1以上)である。また特定のディストリビューションに含まれているPCMCIAサービスや32ビット・プラットフォームでの64ビット・ファイルへの対応,USBへの対応などは参照仕様の対象外としている。
このほかLDPSの詳細についてはhttp://www.freestandards.org/ldps/に掲載されている。LDPS 1.0は,2000年12月31日までに内容をアップデートする予定である。
なおFree Standards Groupの主な参加企業は以下の通り。
Atipa Linux Solutions社
米Caldera Systems
カナダCorel
Debian Project
Delix Computer社
Enhanced Software Technologies社
米IBM
米Linuxcare
Linux for Power PC社
LinuxMall.com社
Linux Professional Institute社
MandrakeSoft社
Metro Link社
Open Group
Red Hat社
独SAP AG
米SCO
米SGI
Software in the Public Interest社
米Sun Microsystems
独SuSE Linux AG
米TurboLinux
米VA Linux Systems
[発表資料へ]