米Dellは米国時間10月13日に,ノート・パソコン用バッテリのリコールを発表した。個数は2万7000個にのぼる

 問題のバッテリは使用中でなくとも回路のショートを引き起こす可能性があり,発熱,発煙,発火の恐れもある。Dell社では,回線がショートし発火したとの報告を1件受けたという。

 リコールの対象となったバッテリは,2000年6月22日~9月15日にかけて北米と中南米で,6月22日~10月4日にかけて欧州,中東,アフリカで出荷されたノート・パソコンに付属されたもの。またDell社と認定サービス・プロバイダが同時期に単体でも販売している。

 リコールの対象となるバッテリを組み込んだノート・パソコンのモデルは「Latitude CPiA」「同CPiR」「同CPtC」「同CPtS」「同CPtV」「同CPxH」「同CPx」と,「Inspiron 3700」「同3800」。バッテリはパソコンの左前面部または右前面部に挿入されており,「DELL」と「MADE IN JAPAN」の表記がある。Dell社のバッテリ

 リコールの対象となるバッテリのID番号は次のように記載されている。「DP/N」の表記に続いて「01691P」または「001691P」,「0001691P」。続いて別コードの「42011」または「42012」,「42013」,「42014」。さらに以下のいずれかが続く。

「06F」「06J」「06K」「06M」「06N」「06Q」「06S」「06T」「07I (英文字の‘I’)」「073」「074」「075」「07A」「07R」「081 (数字の‘1’)」「082」「083」「084」「087」「088」「089」「08A」「08B」「08C」「08L」

 なおリコールはバッテリのみが対象となり,パソコン本体は対象としない。Dell社は,WWWページを設けて情報を提供している。

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