米Microsoftが米NetIQと提携した。米Intel社の会議「Intel Exchange」で両社が米国時間10月12日に明らかにしたもの。

 NetIQ社は,e-business向けインフラ管理ソフトやWindows 2000 ServerおよびMicrosoft社製アプリケーション向け運用管理ソリューションを手がける会社である。

 提携の一環として,Microsoft社はNetIQ社から「NetIQ Operations Manager」のライセンス供与を受ける。NetIQ Operations Managerは,Windows 2000や.NET Enterprise Serverの運用管理に向けたソリューション製品である。米CNET News.comの報道によると,Microsoft社はNetIQ社に対して,1億7500万ドルのライセンス料を支払い,共同開発資金として今後3年で600万ドルを投じる。さらにNetIQ社に年間500万ドルの出資を行うほか,マーケティング資金として500万ドルを提供する。

 Microsoft社は同日,「Microsoft Operations Manager」と呼ぶ新製品を2001年に販売することを明らかにしており,NetIQ社からのライセンス供与はこれに関係するものと説明している。

 さらに両社は,開発やマーケティングでも協力体制を敷く。サーバやクライアント向けアプリケーションおよび機器の管理ソリューションの開発に共同で取り組む。Windows NT 4.0ベースのシステム環境,セキュリティ管理,ネットワーク性能管理に向けるほか,他社システム環境に対応したソリューションも開発する。

 またMicrosoft社は,Microsoft社運用管理製品向けソリューションの開発者としてNetIQ社を優先的なISV(independent software vendor)に認定したことも明らかにした。

[www.microsoft.comに掲載の発表資料1]
[www.microsoft.comに掲載の発表資料2]