米Microsoftのインターネット・サービス部門であるMSNが米国時間7月20日に,無料のインターネット・インスタント・メッセージ・サービス「MSN Messenger Service 3.0」を発表した。

 従来のインスタント・メッセージング機能に,無料の長距離インターネット電話サービス機能が加わった。「MSN Messenger」に米Net2Phoneの技術を組み込むことで,米国とカナダでの「パソコンと電話」あるいはパソコン間の音声通話を可能にした。ユーザは,電話帳(バディ)の電話番号をクリックするか,オンライン・ナンバー・パッドを使って相手の電話につなぐことができる。

 そのほかMSN Messenger Service 3.0では,ページング機能を使ってインスタント・メッセージを送ったり,WWW対応電子メール・サービス「Hotmail」やメッセージ・クライアント・ソフト「Outlook Express」と組み合わせて電子メールを送信することが可能。

 また,個人やグループでコミュニケーションするためのカンファレンス・ソフト「NetMeeting」やDirectX対応ゲームも提供する。

 MSN Messenger Service 3.0は http://messenger.msn.com/から無償でダウンロード可能である。26カ国語に対応する。

[www.microsoft.comに掲載の発表資料]