プリンタやディスプレイなどの出力装置市場の調査およびコンサルティング会社である米Lyra Researchが米国時間10月11日に,プリンタの普及率などに関する調査レポートを発表した。この調査は1997年から毎年行なわれており,今年で4回目。約500世帯のユーザーに電話インタビューした結果をまとめたもの。

 1台または複数のプリンタを保有する世帯は1998年から2年間で31%も増加した。パソコンを保有する家庭は平均1.37台のプリンタを持っていることが明らかになった。1998年は1.04台だった。パソコン保有世帯は,パソコンの台数を増やしている。1998年から2000年の2年間で台数ベースで23%増,平均保有台数は1.3台から1.5台に増えた。

 プリンタは年々低価格化が進み,購入しやすい100ドル以下のプリンタの出現や,パソコンとのバンドルで販売されるケースも増えていることから,家庭への普及率が上昇している。なおプリンタをバンドルして販売されたパソコンの全販売台数に対する割合は1997年に5%,1998年に6%,1999年に7%と徐々に高まっている。

[発表資料]