米Apple Computerは米国時間10月10日に，オーディオ・ビデオ再生/編集ソフトの「QuickTime 5」およびQuickTimeサーバ・ソフト「QuickTime Streaming Server 3」の公開プレビュー版をリリースした。同社主催のQuickTime会議「QuickTime Live!」で明らかにしたもの。
QuickTime 5は，メディア・プレーヤに変更を加え，新たなQuickTime TV (QTV) ディスプレイおよびオーディオ・コントロールを追加した。このほか，追加プラグイン・コンポーネントのダウンロード機能，Macromedia Flash 4，Cubic VR，Shoutcastのサポート，「skin」と呼ぶ独自のユーザ・インタフェースを開発できるしくみなどを提供する。
またQuickTime Streaming Server 3と組み合わせることで，「Skip Protection」機能を実現する。インターネットを介したデータ転送における予測不可能な「フレーム落ち」または「音飛び」を防止する。
Macintosh向けQuickTime 5およびQuickTime Streaming Server 3の公開プレビュー版はそれぞれ同社のWWWサイト（http://www.apple.com/quicktimeおよびhttp://www.apple.com/quicktime/servers）からダウンロード可能。Windows向けQuickTime 5の公開プレビュー版は今年末までには利用可能になるとしている。正式版は2001年始めのリリースを予定する。
なお同日Apple社は，現行の「QuickTime 4」の配布コピー数が，Macintosh版とWindows版を合わせて1億コピーを超えたなどと発表した。
