NokiaとSAS Instituteは現地時間10月5日,WAP(Wireless Application Protocol)対応の携帯電話を利用する企業情報システム向けのマーケティングなどで提携すると 発表した。Nokiaが提供する「Nokia WAP Server」を利用することで,WAP対応の携帯電話から利用できる企業内情報システムの開発環境とプロモーションを両社が共同で行う。

 今回の提携により,SASは同社の企業向けソフト開発ツール「AppDev Studio」に,30日間無料で利用できる試用版の「Nokia WAP Server」を添付する。12月にリリース予定の「AppDev Studio Version 2」にはNokiaのソフト開発キットを組み込んで提供する計画で,これにより企業内情報システムの開発者はAppDev Studioを利用してNokia WAP Serverを使ったアプリケーションの開発/動作検証が可能という。

 NokiaはSASにNokia WAP Server関連のサポートやコンサルティング・サービスを提供し,SASの主要ビジネス・ソリューションに向けたWAP対応拡張機能の開発を支援する。

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