米Intuitと米X.com社は米国時間10月4日に,オンライン決済サービス提供で提携したと発表した。契約期間は5年。具体的なサービスの提供方法や金額などの詳細は明らかにしていない。

 今回の提携により,X.com社は特定のIntuit社製品に対して決済サービスの「PayPal」を独占的に提供する。サービス提供の対象となるIntuit製品などは現時点で非公開だが,中小企業や個人に向けた製品。数カ月後にはサービスを開始する見込みという。

 今回の提携は独占契約としているが,Intuit社製品で現在でも利用が可能なオンライン・バンキングなどの既存サービスには一切影響しない。Intuit社にとってはサービスの拡充となる。

 X.comのPayPalは,インターネット上で利用が可能なオンライン決済サービス。オンライン・オークションにともなう消費者同士の売買などに向けた決済サービスで,パソコンやブラウザーを搭載する携帯電話機などでの利用が可能。米国では400万の顧客が利用しているという。

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