広帯域オンライン・サービス・プロバイダの米Excite@Homeは米国時間10月4日に,広帯域通信サービスの四半期ごとの調査結果を発表した。広帯域ユーザーは,狭帯域ユーザーとは異なったインターネットの使い方をしていることが分かった。

 具体的には,広帯域ユーザーはWWWサーフィンに多くの時間をかけ,電子商取引の便利さを活用し,インターネットのビデオおよびオーディオ・ストリーミングの検索やダウンロードを頻繁に利用する傾向がある。調査の主な結果は以下の通り。

 広帯域ユーザーは,ダイアルアップによる狭帯域ユーザーに比べて,

・ オンラインでアクセスする時間が55%も長い。

・ オンラインに費やすお金が多い。平均して91%も多く支払っている(広帯域ユーザーの支払いが月400ドルに対して狭帯域ユーザーの支払いは209ドル)。

・ 訪問するWWWサイトの数が58%も多い。

・ ビデオを伴う映画案内を見る頻度が高い(広帯域ユーザーの46%に対してダイアルアップ・ユーザーは18%)。ストリーミング・ビデオの視聴率(58%対30%),ストリーミング・オーディオの利用率(52%対31%)。オンデマンドでソフトウエアをダウンロードする割合(48%対30%)がいずれも高い。

 @Home社は広帯域インターネット・アクセス・サービスの利用状況を,自社サービスの利用状況とあわせて四半期ごとに調査している。今回の調査は2000年7月3~10日に5866人のインターネット・ユーザーに対するオンライン・インタビューによって行った。

[発表資料]