米Gartner GroupのDataquestが米国時間10月3日に,世界のセキュリティ・ソフトウエア市場を調査した結果を発表した。

 1999年における市場の売上高は25億ドルだった。これが2000年には22%増の32億ドルに達する見込み。今後市場は年間平均21.7%で成長し,2004年には67億ドルを超えるという。

 1999年のセキュリティ・ソフトウエア市場はアンチウイルス・ソフトが全体の31%を占めた。ベンダーの首位は米Network Associatesで43.8%のシェアを獲得した。2位は米Symantecでシェアは33.8%,3位はTrend Micro社で11.9%だった。

 アンチウイルス・ソフトを除いた場合,米IBMが市場シェア22.6%,Computer Associates社が22.3%で首位を競い合った。

 「インターネットや電子商取引アプリケーションが成熟すると安全面への注目が増し,ベンダーにとってより多くの事業機会が生まれる。一つの側面にのみ焦点をあてたソリューションを提供しているベンダーは,技術の幅を広げて複数の製品を組み合わせたスイート・タイプのソリューションを提供する必要がある。そうでなければ,合併や買収といった手段を考えざるを得ない」(Dataquest社Network部門チーフ・アナリストのCarolyn DiCenzo氏)。


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