米Microsoftと韓国のサムスン電子は米国時間6月13日に,携帯電話機の設計と開発,販売で提携関係に入ったことを明らかにした。サムスン電子が開発するGSM(Global System for Mobile communications)およびCDMA(Code Division Multiple Access)対応の携帯電話機に,Micorosoft社の無線端末向けブラウザ・ソフト「Mobile Explorer」を組み込む。

 サムスン電子は,Mobile Explorer搭載の携帯電話機を2000年後半に,さらにMicrosoft社のスマートフォン向けプラットフォームを搭載したスマートフォン製品を2001年に投入する予定である。両社はさらに第3世代携帯電話でも協力体制を敷く。

 「Mobile Explorer」は無線ネットワーク向けブラウザ。電子メールや個人情報,インターネットにアクセスする機能を備える。グラフィックスのほか,HTMLおよびWAP 1.2に対応したインターネット・コンテンツを表示できる。Windows CEをモバイル端末用に改造した。Microsoft Exchange Server,Back Office,MSN Mobile Serviceなどと連携することができる。

 Microsoft社のスマートフォン・プラットフォームも「Windows CE 3.0」がベース。データの同期化をはじめ,サード・パーティのアプリケーションへの対応,VPN(Virtual Private Network)技術を使った企業内ネットワークへのアクセス,マルチメディア・コンテンツの受信などの機能を備える。

  • www.microsoft.comに掲載の発表資料

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