オランダRoyal Philips Electronicsの米国子会社で，知的財産権のライセンス管理を手がけるU.S. Philipsが，6社の米国企業によってPhilips社の特許が侵害されたとしてニューヨークの連邦地裁に提訴した。U.S. Philips社が米国時間10月2日に明らかにしたもの。
同社が問題としているのは，I2Cバスの技術。特許タイトルは，「Two-wire bus-system comprising a clock wire and a data wire for interconnecting a number of stations」。米国特許番号は4,689,740。I2Cバスを介したデジタル信号伝送の装置・手法に関する技術の特許である。1981年11月2日に申請し，1987年8月25日に成立している。
提訴されたのは，米Analog Devices，米Cirrus Logic，米Cypress Semiconductor，米Fairchild Semiconductor，米Linear Technology，米Standard Microsystemsの6社。被害額の詳細については明らかにしていないが，同社では数千万ドルに達すると主張している。
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