「無線アプリケーション・サービスはまだ歩き始めた幼児の段階だが,その将来性は豊かである」。米IDCが米国時間10月2日に,無線ASP市場に関する予測レポートを発表した。

 IDCは,「メッセージ配信からCRM (Customer Relation Management)および営業力自動化(Sales Force Automation)に至る様々なサービスを提供する多様な無線アプリケーション・サービス・プロバイダ(Wireless ASP)が生まれ,急速に市場を形成しつつある」とみている。

 無線ASPのタイプはパーソナル,コラボレーティブ,エンタープライズの三つのカテゴリに分類される。3カテゴリはいずれも,今後数年間にわたって100%以上の年平均成長率を維持しながら成長して行くとIDCは予測する。また無線ASPの売り上げは2002年から著しく増加し,2004年には7億3200万ドルに達するとみる。

 3カテゴリのうち,高い成長をみせるのはエンタープライズ。1999年から2004年までの年平均成長率は125%に達する。パーソナルおよびコラボレーティブのタイプはそれぞれ,1億3200万ドルおよび2億1100万ドルの市場規模になると予測している。

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