米Allied Business Intelligence (ABI)が米国時間9月28日に,Bluetooth対応製品の市場に関して調査した結果を発表した。

 「Bluetooth対応製品の市場投入が遅れていることで,いくぶん懐疑的な雰囲気が生まれていた。しかし米Motorolaのパソコン向け製品がBluetooth仕様に完全準拠したとして認定を受けたことが転機となり,今後多くの認定製品が登場するだろう」(ABI社)。

 Motorola社はデスクトップやノート・パソコン向けのPCMCIAカードとUSB対応の周辺機器で今年9月にBluetooth準拠の認定を受けた。

 LSI生産量の不足とBluetooth仕様の相互操作性やセキュリティなどへの懸念が,Bluetooth対応製品の認定と市場投入を遅らせてきた。しかし技術導入はいま始まろうとしていると,ABI社はみる。

 2001年のBluetooth対応製品の出荷台数は5600万ノードで,2005年にはBluetooth対応製品が14億ノードを超えると予測する。Bluetooth向けLSI市場の規模は53億ドルに達するという。

◎関連記事
Motorolaのパソコン向け製品がBluetoothの認定を取得
Bluetoothはまずセキュリティを念頭に,と米Gartner
2005年におけるBluetooth対応機器の出荷台数は14億台超
「Bluetooth機器は2005年に10億台規模へ」,In-Statが予測

[発表資料へ]