米Exodus Communicationsとバミューダ諸島に拠点を置く通信事業者Global Crossingが米国時間9月28日に,Exodus社がGlobal Crossing社の子会社GlobalCenterを買収することで最終合意に達したと発表した。買収金額は65億2500万ドル。取り引きは2001年第1四半期に完了する予定である。

 Exodus社とGlobalCenter社はともにWWWホスティング・サービスを手がける企業。両社を合わせた年間売り上げは,約10億ドルにのぼるとみられる。32のインターネット・データ・センタとおよそ4000社の顧客を抱えることになる。提携企業には米CiscoSystems,米Compaq Computer,米Dell Computer,米Inktomi,米Microsoft,米Oracle,ソフトバンク,米Sun Microsystemsなどが含まれる。

 Exodus社とGlobal Crossing社は,ネットワーク・サービスに関して10年間の契約を結んだことも明らかにした。Global Crossing社はExodus社の主要ネットワーク・プロバイダとなり,Exodus社のアジア以外の地域における将来のネットワークに向けて関連製品の50%以上を供給する。Exodus社はGlobal Crossing社からネットワーク・サービスや製品を特別価格で購入する。

 また両社はWWWホスティングと管理サービスを手がけるジョイント・ベンチャーをアジアに設立することでも合意した。出資比率はExodus社が67%,Global Crossing社が33%。さらに両社はマーケティング・サービスに関して提携を結んだことも明らかにした。

 ちなみに米Forrester Researchによると,米国のWWWホスティング市場は2004年におよそ200億ドル規模に達するという。

[発表資料へ]