米IBMと米Motorolaは米国時間1月13日,自動車向け無線サービスおよびWWWベースのサービスに関して両社が協力体制を敷いたと発表した。自動車産業にエンド・ツー・エンドの情報通信技術を提供し,次世代製品/サービスの開発・供給を手助けする。

 両社は自動車メーカと協力し,それぞれの技術,製品,サービスを統合,自動車メーカによる次世代「テレマティックス」製品の市場投入を加速させ,消費者の自動車向け通信/情報/エンターテイメント・システムへの需要に応える。

 自動車産業で使われる「テレマティックス」という言葉は,車載/組み込み電子機器のシステムを指す。運転者には,リアルタイムによる各種のリモート・アクセス・サービスを提供する。これには,無線通信,インターネット・アクセス,リアルタイムの道路情報を使った経路指示,防犯,パーソナライズ・インフォメーション,電子メール,各種エンターテイメントといったサービスが含まれる。

 Motorola社は,電子機器システム/サービス,ソフトウエア,無線通信,ネットワーク,組み込み向けソリューションなどの技術を提供,IBM社はコンピュータ技術,ハードウエア/ソフトウエア,ITサービスなどの技術を提供,主にバックエンドのインフラに焦点を当てていく。

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