米Handspringと「Springboard」用モジュールを開発する企業が米国時間9月27日に,シカゴの展示会「GlobalXChange」でHandspring社製ハンドヘルド機器「Visor」向けの無線対応モジュールを発表する。SpringboardはVisorの拡張スロットである。

 Handspring社は今週はじめに,Visorに音声通信機能を追加するモジュール「VisorPhone」を発表した。今回Handspring社がパートナ企業と発表する内容には,WWWブラウジング,電子メールへの遠隔アクセス,ページャ機能,音声と個人情報管理(PIM)アプリケーションを組み合わせた機能などが含まれる。

 具体的には米AirprimeのCDMAモジュール「SB1000」,Arkon社のコードレス電話モジュール「Parafone」,GoAmerica社とSierra Wireless社が開発した無線アダプタ,Tellus社のCDPD対応モデム「WIPClip」,米Texas InstrumentsによるCDMA参照デザインなど。

 また米AvantGo, FusionOne社,GoAmerica社,Omnisky社は,VisorでWWWブラウジングや電子メールにアクセスするためのソフトウエアやサービスのデモを行う。

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