米Motorolaと米Palmが米国時間9月25日に,両社の技術を統合したスマートフォンの共同開発で提携関係に入ったこと明らかにした。具体的には,Motorola社の無線技術,製品,販売チャネルと,Palm社のPalm OSやPDA技術,クリッピング技術などを組み合わせる。開発するスマートフォンは共同ブランドとする。

 まず第1弾として3バンドのGSM電話機を開発する。リリースは2002年のはじめを予定している。標準的な携帯電話機よりもサイズの大きいカラー・ディスプレイを装備するほか,Palm社のPalm OSやHotSync機能,Motorola社の同期化ソフト「Starfish TrueSync」などを搭載する。電話機はGPRS(General Packet Radio Service)に対応させる。

 Motorola社は「Global Network of Application Development Center」,Palm社は「Developer Support Network」と呼ぶサード・パーティのネットワークを抱えており,こうした開発企業からアプリケーションが提供される予定である。

 なお両社は1999年12月に提携関係に入っており,この際にMotorola社はPalm社の株式を一部取得している。

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