米Palmが米国時間9月25日に,2000年6~8月期(2001会計年度第1四半期)の決算を発表した。売上高は4億100万ドルで過去最高を記録した。前年同期の1億7650万ドルに比べ127%増,前期の3億5020万ドルに比べ14%増となった。

 無形資産の償却や技術買収に要した費用,米3Comからの独立費用などを除いた同四半期の純利益は2390万ドル。前年同期の1000万ドルから140%増加した。前期の1720万ドルからは39%増。これら費用を含めた場合は1730万ドル。前年同期の同じ条件の純利益は970万ドルだった。

 Palm社は同日,スマートフォンの共同開発で米Motorolaと提携関係に入ったことを明らかにしている。このほか,スマートフォンの共同開発とライセンスに関して,フィンランドNokiaと提携(1999年10月),京セラの米国法人子会社Kyocera Wireles社とのライセンス契約(2000年9月20日),香港RealVisionとのGSM電話機接続アタッチメントの共同開発(2000年9月22日)で提携しており,同社は音声/データの統合を同社戦略の主要部分に据えた大きな施策を行っている,などと発表した。

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