米Intelが米国時間9月21日に,2000年第3四半期の決算概要について明らかにした。売り上げが当初の予想よりも下回り,前期の83億ドルに比べ3~5%増にとどまる見通し。欧州における需要低迷が主な原因としている。

 粗利率は62%程度を見込んでおり,当初の予想63~64%よりも下回る。2000会計年度通年では,63%程度を見込んでいる。

 研究開発費などの支出(買収や現在進行中の研究開発に関連する費用は除く)は前期の22億ドルに比べ7~9%増える見通しである。これは新規事業分野におけるマーケティング・プログラムや研究開発に関する各種の取り組みにかかった費用が増大したため。2000会計年度通年では,40億ドル程度の支出を見込んでいる。

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