米Intelは米国時間9月19日に,Open Runtime Platform(ORP)をオープンソース・コミュニティに向けて公開したと発表した。ORPは,e-Businessアプリケーションの中間言語をコンパイルするためのランタイムである。

 e-Business向けのアプリケーションは一般的に,中間言語としてコンパイルされる。これにより,異なるプラットフォームに対応できる柔軟性をもたせられる。これを実現するために,各プラットフォームでは中間言語をコンパイルするためのランタイム環境を提供する必要がある。

 ORPはモジュール方式をとる。ORPには,コード生成JITコンパイラ,最適化JITコンパイラが含まれる。ガーベージ・コレクションなどのメモリ管理機能を備える。Javaのバイト・コードに対応する。このほかの言語にも対応するための枠組みも用意している。

 提供するファイルには,C言語で記述したソース・コードのほかに使用料免除のライセンスなどが含まれる。ソース・コードはWindows向けとLinux向けを用意する。

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