米Microsoftが米国時間9月14日に,「Windows Millennium Edition(Windows Me)」の一般ユーザ向け販売を始めたことを明らかにした。価格は製品版が209ドルで,Windows98,同95からのアップグレード版は109ドル。ただし,2001年1月15日までは販促キャンペーンとして,Windows 98および同98 Second Editionからのアップグレード版を59ドル95セントの特別価格で提供する。

 同日販売を始めるのは14カ国語。90日以内にさらに14カ国語を追加する。また,米Compaq Computer,米Hewlett-Packard,米IBMをはじめパソコン・ベンダ各社が,同日Windows Meをプリインストールした製品の出荷を始めた。

 Microsoft社は,米国内のショッピング・モールなど25カ所で販促デモ「Meet Me Tour」を実施する。消費者が,タッチパネルのディスプレイを使って,写真の共有やビデオの制作,ゲーム・や家庭内ネットワークなどパソコンの最新機能を体験できる。サンフランシスコ,シカゴ,ニューヨークを皮切りに,11月まで行う予定。これにはパソコン・ベンダのほか,松下電器産業の米国法人Panasonic Consumer Electronicsや仏THOMSON multimediaなどが協力している。

 Windows Meは,主に「パソコン管理」「デジタル・メディア」「家庭内ネットワーク」「オンライン利用」の機能を強化した。各機能の詳細については,「Microsoftが「Windows Me」をOEM向けに出荷,一般ユーザには9月14日発売」を参照されたい。

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