米IDCが米国時間9月13日に,ミドルウエアとビジネス・ソフトウエアの世界市場を調査した結果を発表した。

 それによると市場は1999年の27億ドルから急激に成長し,2004年には255%増の97億ドル規模に達する。ミドルウエアとビジネス・ソフトウエア市場は,電子取引所(e-マーケットプレース)から莫大な恩恵を受けているという。

 「マーケットプレースが成長し複雑化すると,柔軟性があり様々なレベルの機能を備えるミドルウエア・インフラへの需要が高まる」(IDC,Middleware and Businessware調査プログラムのマネージャSally Cusack氏)。

 IDCはビジネス・ソフトウエア管理システムの分野に大きな可能性があると分析する。1999年にこの分野は市場における最大シェアを占め,6億7300万ドルの収入を生み出した。また他のどの分野よりも最も速く成長するとみられ,1999年から2004年まで年間平均成長率は51%。ちなみに市場全体の年間平均成長率は約29%である。

 最大市場は米国。1999年には世界市場における売り上げの約75%を占めた。市場全体の売上高のうち,およそ50%を北米が生み出した。

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