米DisplaySearchが米国時間9月13日に,2000年第2四半期におけるノート・パソコン向けTFT液晶ディスプレイの世界市場について調査した結果を発表した。

 それによると,2000年第2四半期におけるノート・パソコンの出荷台数は,前年同期比34%増の574万台だった。2000年の出荷台数は2440万台を超え,1999年から31.5%の増加となる見込みである。

 メーカ別にみると,2000年第2四半期の首位は米Dell Computer。出荷台数ベースのシェアは16%。2位は東芝でシェア14%,3位は米IBMで同11%だった。

 ディスプレイのサイズ別でみると,12.1インチ未満ではソニーが1位。12.1インチでは東芝,13.3インチではIBM社,14.1インチと15インチではDell社が首位を獲得した。

 大型や高解像度ディスプレイの割合が増加している。2000年第2四半期に14.1インチ以上のディスプレイは全体の54%を占めた。前年同期の26.1%から大きく増加している。2002年第2四半期には,64.9%を占めるとみられる。

 解像度別にみると,2000年第2四半期におけるXGA以上のディスプレイのシェアは2.7%。前年同期は0%だった。2002年第2四半期のシェアは25.9%に増加すると予測される。

 ノート・パソコン向けTFT液晶ディスプレイの平均販売価格は,2000年第1四半期まで6カ月間連続で上昇していたが,2000年第2四半期に全てのサイズと解像度において前年同期のレベルまで低下した。

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