米Gartner GroupのDataquestが米国時間9月14日に,2000年第2四半期における世界の携帯電話機市場を調査した結果を発表した。2000年第2四半期における携帯電話機の出荷台数は9800万台で,2000年末には4億2000万台以上に達する見込みである。

 「世界の主要市場で通話主体型からiモードやWAPといったデータ対応機器への移行が起きている」(Dataquest社Mobile Terminal Worldwideプログラム上級アナリストのBryan Prohm氏)。

 フィンランドのNokia,米Motorola,スウェーデンのEricssonが市場のトップ3を維持した。3社を合わせた売上高ベースの市場シェアは53%である。


■表1
2000年第2四半期におけるメーカ別携帯電話機の出荷台数(推定値)
(単位:1000台)

メーカ 2000年Q2 2000年Q2
出荷台数 市場シェア(%)

Nokia社 26,947 27.5
Motorola社 15,289 15.6
Ericsson社 10,132 10.3
松下電器産業 5,506 5.6
仏Alcatel 5,471 5.6
独Siemens 5,428 5.5
NEC 5,417 5.5
その他 23,790 24.3
合計 97,979 100.0

出典:Dataquest社

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