米HP(Hewlett-Packard)が米国時間9月12日に,ハイエンドUNIXサーバの新型機「HP 9000 Superdome」の販売を始めたと発表した。

 Superdomeは,ハイエンドUNIXサーバ「HP 9000 V-Class」製品系列の最上位機である。同社によると,Superdomeは既存のV-Classに比べ2倍の性能をもつ。

 同社が発表したSuperdomeの概要は以下の通り。

 搭載するOSはSuperdomeに最適化した「HP-UX1 11i」。またSuperdomeは,米Intelが開発中のIA-64にも対応する。将来は,HP-UX,Windows NT,Linuxもサポートし,これらOSを同時に走らせることが可能になる。

 Superdomeの特徴はその販売モデルにある。HP社は「capacity-on-demand」と呼ぶプログラムを拡張しSuperdomeに適用する。これは顧客が自社の必要とするサーバの能力に応じて料金を支払うという「ユーティリティ・ベース」の価格体系である。

 Superdomeの顧客に対しては,「ソリューション・マネージャ」と呼ぶ専門のスタッフを用意する。これにより顧客のニーズを把握しSuperdomeソリューションのライフサイクル全体を通してHP社が責任を持つという。また顧客の収益や事業の発展に合わせ,最適なソリューションを提供するのもこのスタッフの役割である。

 HP社はすでにSuperdomeの販売を始めている。Superdomeは三つのコンフィギュレーションを用意する。それぞれには,コンサルティング,マネジメント,トレーニング,インストール・サービスなどが付く。

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