米IBMが米国時間9月11日に,ノート・パソコン「ThinkPad X Series」を発表した。発売は9月12日から。

 厚さは約2.5cm。重量は約1.4Kgから。12.1インチのTFTディスプレイ(1024×768画素)を搭載する。CPUは動作周波数600MHzの「Mobile Pentium III」または500MHzの「Mobile Celeron」。OSはWindows 98 Second EditionまたはWindows 2000 Professional。価格は2199ドル~3099ドル。

 無線LAN機能として,IEEE 802.11bに準拠したPC Cardがオプションで用意する。また,Bluetooth対応のPC Cardを10月に,UltraPortコネクタを第4四半期に発売する。これらの無線機能やメモリ,電源アダプタなどは,ThinkPad Tシリーズ,同Aシリーズ,同Xシリーズ製品全てに共通する。

 バッテリにはリチウム・イオン電池を使い,電池動作時間は3.8時間である。二つのUSBポートを備える。主記憶は標準で128Mバイト,最大320Mバイトである。ハード・ディスク装置は最大20Gバイト。

 「ThinkPad X20」は,PCカード・スロットのほかコンパクト・フラッシュ・カード用スロットを備える。IBM社製の1Gバイトの1インチ型ハード・ディスク装置「Microdrive」を装着して利用することができる。

 ThinkPad X Seriesには,WWWベースのサポート,3年間の保証,24時間7日間体制の無料ハードウエア・サポート(保証期間中のみ)が付く。

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