米MicrosoftとオランダPhilips Electronicsは現地時間9月8日に，両社がエンハンスドTV向けの技術に関して協力体制を敷いたと発表した。

　「消費者向けエンハンスドTVの製品やサービスの普及を促進し，CATVおよび衛星を使ったインターネット／放送産業を活気づける」（両社）とする。

　提携の一環として，Microsoft社はエンハンスドTV向け技術「Microsoft TV」のソフトウエアをPhilips社にライセンス供与する。Philips社はMicrosoft社のソフトウエア技術をセットトップ・ボックスに組み込むが，その際の開発に関しても両社は協力する。

　両社が共同開発する製品が対応するエンハンスドTVのサービスには以下のものがある。

・視聴者に対話型の番組コンテンツを提供するインタラクティブTV

・電子番組ガイドと連携して，ハード・ディスク装置を備えたビデオ・レコーダに録画が行えるパーソナルTV。

・テレビの視聴中にインターネットにアクセスし，番組と連動した情報などが得られるインターネット・オンTV。

　Microsoft TVソフトウエアを組み込んだセットトップ・ボックスは2001年にも登場すると両社は見込んでいる。

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