米Novellが米国時間9月6日に,全従業員の16%にあたる900人を削減すると発表した。リストラ後の従業員数は世界で約4600名となる。

 その他の一部資産についても損金処理中で,4000万ドルから5000万ドルをリストラ経費として第4四半期決算(8~10月)で計上する予定である。

 これによって2001年第1四半期以降,各四半期ごとに約2500万ドルのコスト削減が見込めるという。各四半期で約4500万ドルのコスト削減になるが,ネット事業関連の立ち上げ経費などで約2000万ドルが必要なため,その差額分が実際のコスト削減額となる,とNovell社では説明している。

 「リストラは,ネット・サービス事業に注力し,企業の業績を上げるための経営戦略の一環である。コストの調整が済み次第,製品開発や販売/マーケティングに他社よりも高い割合で予算を配分していく」(Novell社)。

 なおNovell社は,同社会計年度の第3四半期に四つのネット関連事業部門を立ち上げている。

[発表資料]