Visiosonic社が米国時間8月2日に,デジタル音楽配信サービス・システム「Interactive MP3」を発表した。

 「アーティストや著作権所有者はロイヤリティを支払われるべきである。一方,大衆はインターネットでもラジオと同様に無料の楽曲提供を望んでいる。Interactive MP3はその両方を可能にする」(Visiosonic社CEOのJoe Vangieri氏)。

 Interactive MP3では,デジタル著作権管理システムのもとでデジタル音楽を自動的に登録し,安全なかたちで提供する。ユーザは無償で楽曲をインターネットからダウンロードし,再生することができる。著作権所有者へのロイヤリティは,Interactive MP3スポンサ企業の資金から支払われる。

 Visiosonic社の役員メンバは音楽プロデューサのNile Rodgers氏と手を組み,アーティストやプロデューサとともに音楽産業に対してInteractive MP3への対応を検討するよう求める方針である。

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