米Microsoftは米国時間8月2日に,分散WWWアプリケーションの配置/管理を行うサーバ製品「Application Center 2000」のベータ第2版をまもなくリリースすると発表した。同社のWWWサイトで2週間~4週間以内に公開する。

 同時に製品版の出荷時期と価格についても発表した。価格は1プロセサ当たり2999ドル。出荷は今年第4四半期を見込んでいる。Microsoft社は同製品を,「.NET」における企業向けサーバ製品系列の主要製品と位置づけており,価格もこのライセンシング・モデルを適用する。

 Application Center 2000は,Windows 2000で動作するWWWアプリケーションのクラスタリング/管理を行うソフトウエア・ツールである。「クラスタリング構成をとる複数台のWWWサーバの管理を1台のサーバと同じように簡便なものにする」(同社)。

 Application Center 2000は以下の機能を備える。

・アプリケーションごとに,コンテンツ,コンポーネント,設定の定義を作成でき,配置/管理の作業を軽減する。また複数台のサーバ間でこれらの同期が可能
・アプリケーションの負荷分散
・フォールト・トレランス
・リアルタイムのモニタリング

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 Windows 2000の技術・製品・市場に関する情報は『Windows 2000』サイト(http://bizit.nikkeibp.co.jp/it/w2k2/index.html )で詳しくお読みいただけます。

[www.microsoft.comに掲載の発表資料]