米半導体工業会（Semiconductor Industry Association：SIA)が，2000年6月の世界半導体市場の統計（3カ月の移動平均値）を調査し，その結果を米国時間8月3日に発表した。6月の世界半導体市場は166億4000万ドルに達し，前年同月の112億4000万ドルから48.1%増加した。
「6月の結果は我々の予測を大きく上まわった」（SIA会長のGeorge Scalise氏）。
製品別でみると，フラッシュ・メモリが167％増，Field Programmable Logic Devices (FPLD)が106％増，Digital Signal Processors (DSP)が51％増，アナログの標準リニアが70％増，光電子製品が65％増。DRAMは75％，マイクロプロセサは36％成長した。
地域別にみた場合，アジア太平洋地域が前年同月比52.8％増，日本市場が同50.8％増，米大陸は同42.7％増，欧州は48.1％増だった。
SIAによる調査結果の詳細は以下の通り。
■前月比較（単位：10億ドル）
2000年5月 2000年6月 成長率（％）
米大陸 4.85 5.23 7.8
欧州 3.38 3.44 1.8
日本 3.53 3.71 5.1
アジア太平洋 4.05 4.26 5.1
合計 15.81 16.64 5.2
出典：Semiconductor Industry Association
■前年比較（単位：10億ドル）
1999年6月 2000年6月 成長率（％）
米大陸 3.67 5.23 42.7
欧州 2.33 3.44 48.1
日本 2.46 3.71 50.8
アジア太平洋 2.78 4.26 52.8
合計 11.24 16.64 48.1
出典：Semiconductor Industry Association
