電子商取引に関する市場調査会社米OneChannel.com社が8月9日,MP3プレーヤの市場調査結果を発表した。携帯型MP3プレーヤのオンライン販売数量は,学生が旅行に携帯するための需要が集まった3月と4月に若干のピークが見られただけで,その後連続3カ月間減少している。この減少傾向は7月まで続いている。インターネットでのユーザー間の音楽ファイルの直接交換を可能とするNapsterの技術は,著作権に関係した裁判の結果が直接MP3の売上げに影響している兆候はないとしている。

 携帯型MP3プレーヤの売り上げは,7月の最後の3週間ほぼ一定であった。ダウンロード可能なMP3ディジタル音楽ファイルの人気の上昇,Napsterのファイル共有技術に関する最近のメディアの熱狂ぶりにも拘わらず、携帯型MP3プレイヤーの販売数量は顕著な増加を示していない。

[www.businesswire.comに掲載の発表資料]
[www.onechannel.netに掲載の発表資料]