米Intelは米国時間8月24日,AGP(Accelerated Graphics Port)の新仕様「AGP8x」提供計画を明らかにした。カリフォルニア州San Jose市で開催中のIntel Developer Forumで発表したもの。

 AGP8xのバス幅はこれまでと同じ32ビット。ただし,クロックは533MHzで,転送帯域は2Gバイト/秒。AGP4x(帯域は1Gバイト/秒)の2倍となる。Intelは,このAGP8xスロットを複数用意することも検討している。暫定仕様は近日中にく同社のWWWサイト(http:www.intel.com/technology/agp/agp_index.htm)に掲載する予定。ライセンス・プログラムの参加希望者にはロイヤリティ免除のライセンス契約を用意するとしている。

 「Pentium 4の登場に伴い,外部グラフィックスとの接続部分もより高速にする必要がある。高速なプロセサとバスを生かすことで,ゲームやインターネットにおける高い3次元グラフィックス処理性能の要求に答える」(Intel Architecture Group副社長兼CTOのPatric Gelsinger氏)。

 なお,カナダATI Technologies,カナダMatrox Graphics,米NVIDIAがAGP8xの評価,意見,検証などでIntel社に協力することを約束したという。

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