米Intelの開発者会議「Intel Developers Forum 2000」(IDF)で,9社の大手システム・ベンダと5社の大手OSベンダ,30社以上のIHV(independent hardware vendor)が,Itanium関連のソフトウエアやハードウエアのデモンストレーションを行った。Intel社が米国時間8月22日に明らかにしたもの。

 システム・ベンダでは,日立製作所とNEC,米Unisysが,8~32プロセサ構成のサーバ・マシンを披露した。また米Caldera, 米Compaq Computer, 米Dell Computer, Fujitsu-Siemens, 米Hewlett-Packard, 米IBM, 米Mission Critical Linux, 三菱電機,SGI,Microsoftなどがサーバ,ワークステーション,ソフトウエアのデモンストレーションを繰り広げた。

 ちなみに,Itaniumプロセサを搭載したサーバ機の初期製品の登場は,当初の2000年第3四半期から第4四半期にずれ込む。これは,Intel社のMicroprocessor Products Groupでマーケティング・ディレクタを務めるRonald E. Curry氏が,8月2日に都内で会見を開き語ったもの

 Curry氏によると,「第4四半期のシステムを入手できるのは,あくまで限定されたユーザ。Intel社ではパイロット・リリース(Pilot Release)と呼ぶ段階だ。ハードウエアのテストはひとまず終わり,特定のユーザにアプリケーションなどを評価してもらう。プラットフォーム・リリース(Platform Release)と呼ぶ一般に利用可能になる段階は,2001年第1四半期とみている」という。

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