米Rambusが米国時間8月29日に,前日に米Micron Technologyが行った提訴に反論する発表を行った。

 Micron社は米国時間8月28日に,独禁法違反などでRambus社をデラウエアの連邦裁判所に提訴した。独禁法違反を問題視するほか,Rambus社の特許が無効であり,実効性がなく,特許侵害は存在しないことの確認を裁判所に求めている。

 Rambus社によると,SDRAMやDDR SDRAMに関する知的財産権のライセンス交渉をMicron社と始めていた。「しかしMicron社は交渉よりも裁判を選んだ」(Rambus社)。ちなみに,東芝や日立製作所(一時は訴訟になった),沖電気工業とはSDRAMやDDR SDRAMでライセンス契約を締結している(下掲の関連記事を参照)。

 現在Rambus社は,Micron社の提訴に対する対抗措置を準備している段階である。

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