米Symantecが米国時間8月29日に,Palm OSを狙った初のトロイの木馬型ウイルス「Palm.Liberty.A」への対応について発表した。同社のアンチウイルス・ソフトで検出可能という。
Palm.Liberty.Aは,Libertyと呼ぶPalm向けアプリケーションのパッチを装って配布される。Palm搭載機に格納されているアプリケーションを削除してしまう。
Symantec社のSymantec AntiVirus Research Center (SARC)上級ディレクタであるVincent Weafer氏によると,「パソコンとPalm搭載機の同期をとるまえに,Norton AntiVirusを使ってパソコンでPalm.Liberty.Aを検出することができる」。
SARCではPalm.Liberty.Aによる被害の報告は受けていないという。もし所有するPalm搭載機が感染していると考えられる場合は,「Hot Sync」マネージャを立ち上げて「Desktop Overwrite Handheld」を実行し,データを復元するようにSymantec社は勧めている。
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