「既存文書との互換性や移行のコストを考えると業務用途ではMicrosoft Officeを代替できない」と回答した読者のコメント

 VBA機能の互換性があれば,比較検討に値する様な気がする。

 仕事関連ではMicrosoft Officeがデファクト・スタンダード化しているが,学校などの若い世代が使用する環境でOpenOffice.orgの導入が進んでいるため,現在の学生が社会人になった際,デファクト・スタンダードが変化する可能性があるのではないでしょうか。Microsoft Officeとしては全体的に価格を下げ,一般のユーザーへの浸透を深めて行く一方で,VisioやGroupBoard,Projectなどといった業務ユースを目的としたOffice関連アプリの幅を広めていく必要があると思われます。

 Microsoft Officeの価格は高いと感じており,出来ればOpenOffice.orgに移行したい。しかし,現時点では,互換性の問題がありなかなか踏み切れない。自分でファイルを作成するだけなら良いが,他人とファイルのやりとりをすることをためらってしまう。相互にファイルの読み書きが出来ると良いと感じている。

 ほとんどの場合は既存ファイル・フォーマットとの互換性が非常に優先される。もし,Officeのフォーマットが公開されていれば,ここまでMicrosoft Officeの独占は進まなかっただろう。互換性についてはMicrosoft Office間でさえもない。実際には「互換性」という表現さえも正しくない。Microsoft OfficeについてはWindowsと同様に2000以後は基本的に必要ない。単純にバージョンアップという名のサポート強制打ち切りがなければ新しいバージョンは全く売れなくなるだろう。個人的には互換性が必要ないのでLotus Super Officeが入っている。操作性においてはMicrosoft Officeを凌駕しているが,価格は2980円。Microsoft Officeの5万円が異常に高く思えてくる。基本的にはソフトウエアは陳腐化の激しい分野なので,同じソフトが何年も同じ価格で売られ続けるのは難しい。幾ら機能が増えたとしても,それがユーザーにとって不要な機能である限りは,価格に反映させるのは原則不可能。やはりMicrosoft Officeは異常としか言いようがない。

 まだ特に意識はしていないが,要検討事項として持っている。

 Microsoft Officeは購入時にアプリを選択して価格を抑えるようにしてほしい。(要するにOutlookはいらない)

 正直,OpenOffice.orgを社内の標準システム候補とは考えていない。しかし,OpenOffice.orgが契機になって,Microsoft Officeの価格が下がれば万歳だと思う。OpenOffice.orgもあの独特のモッサリ感が改善すれば,個人用途には充分使えると思う。

 書式などの互換性については,多少の修正は必要でも大目に見るが,マクロの互換性が取れないことには,テンプレートを活用できず,業務に支障を来たす。

 パワーユーザーでないほど,文字がずれたりした場合の対応が難しく,新たなソフトの操作を覚えたがらないという傾向が強いため,残念ながら強力なトップダウンの指示がないと切り替えは難しく感じます。一方,トップは2つのソフトの差などを評価できないという問題もあると思われます。

 書式などの互換性については,多少の修正は必要でも大目に見るが,マクロの互換性が取れないことには,テンプレートを活用できず,業務に支障を来たす。

 文書の互換性を確保するため,マイクロソフトはOfficeの文書の詳細な仕様を公開すべきである。

 OpenOffice.org大変よくできているソフトだと思う。個人用途であればほぼ十分な機能をもっている。ただ最大の難点は「パソコンにプリインストールされていない」事であろう。パソコン初心者にとっては「ソフトのインストール」自体が大きな障壁なのだ。一方Microsoft Officeであるが,互換性の問題に関しては,異なるバージョン間での互換性が完全とは言えず,使いこなし度が高くなるほど,互換性に苦労させられている人も多いはずだ。その現実があるにもかかわらずマイクロソフトが互換性をアピールするのは「ナンセンス」としか言いようがない。やはりマイクロソフトは「裸の王様」なのかな?と思う。暗黙の仕様変更はもうこりごり…。新バージョンなんていりません。私たちは「現行バージョンでの,Office自体が内包するバグ・不具合が完全に解消されたもの」が欲しいのです。

 そもそも,最初から文書の互換性や発展性を考えずに作成してきた利用者にも責任はあるのですが,移行ツール(単なる読み込みレベルでも)が欲しいですね。

 社外とのやり取りもMicrosoft Officeで行っているが,オープンソースがデファクトにならないと使いずらい。しかし,現状の様な非互換が解消されれば状況が変わると思いますが。

 Microsoft Officeは使い続けたいが,バージョンが変わる度にライセンスを購入し続けるのはかなりのコストがかかる。現実にOffice2000から2003に上げる事が出来ない。

 OpenOffice.orgを試しに少し利用したことがある。すぐにMicrosoftのOfficeを代替できるとは思えなかったが,機能としては予想を上回っていた。状況が変われば,一気に普及するかもしれないとの印象をうけた。

 当方が使うに当たって,何の不自由もないのだが,ユーザーとデータ交換する際に,不便さを感じる。ユーザーが,PDFファイルでも良いということになれば良いのだが。

 社内の資産は,マクロを利用しているものの移行を行うことができれば,OpenOffice.orgなどに移行できるが,社外から送付される資料に関しては,移行が極めて困難である。取引先などにPDF作成などのツール利用を強制することができず,かつ,送付された資料を「完全な形で」参照できることが必須となるからである。

 互換性など考えるとどうしても変更できない。しかし,高すぎると思う。物理的製品なら数が売れれば量産効果もあるし効率化もなされるが,Microsoft製品にはあまり無さ過ぎる。その分新しくよいものを作っているという考えもあるが,もしそのような理屈を展開するのであれば,まるで昔のNTTのようである。結局競争原理がないだけとしかいえない。

 OpenOffice.orgやStarSuiteが話題に上がってますが,以前にもLotusスーパーオフィスが出たときにも同様な話題が出て多様な気がします。互換性の高さをアピールしてたけど,使えば使うほど細かい部分で違いがあり,辛い思いをしてMicrosoft Officeに戻した記憶があります。使う側とすれば,既存の文書がきちんと使えて,今作ってる文書が将来のバージョンできちんと使える事が第一なんですけどね。初期投資が安いというだけで互換性に問題がある製品を導入すると最終的には,手間と時間がかかって費用がかさむと思います。Microsoftに互換性のある無償版のOfficeを作ってみて欲しいですね。

 OpenOffice.orgをMicrosoft Officeの代替品として使えないのは,本文でも扱われている通り,互換性に問題を感じるから。OpenOffice.orgだけの世界でなら十分使えると感じている。しかし,それもWindowsでの話であって,Linuxと共用で使うにはフォント設定や互換性などでまだまだだと思う。

 PDFのように安心して使える保存形式が欲しい。Microsoft製品でもバージョンアップごとに互換性問題があるのは,このカテゴリの技術が未成熟からだと思う。

 OpenOffice.orgを試用してみたのですが,Microsoft Office(Word,Excel)との互換性は優れていると感じた。しかし,移行となると話は別だと思う。Microsoft Officeの資格検定などは社会的にみても,認知された資格だと思うし,今までのスキルアップにかけた時間と金を捨ててまでOpenOffice.orgに乗り移るユーザーは少ないと思う。ただ,Microsoft Officeは金額的に高く新バージョンが出てもなかなか購入できませんが。

 個人的にはがんばってほしい。ただ,Microsoft Office導入当時のサポート・コストを考えると,OpenOffice.orgを入れたときの混乱が目に見え背筋が寒くなる。デファクト・スタンダードにならないととても会社では採用できない。ソフトは進化しても利用者スキルは上がらない。

 小規模,中規模の企業ならば,社内のファイル・フォーマットを一斉に移行するというのも可能だと思う。その場合は,最初からOpenOffice.orgでいい。

 以前,StarSuite6.0を買ってみたことがありました。数カ月前,Microsoft OfficeXP Personalが入っているPCに,OpenOffice.orgのPowerPoint互換ソフトを入れてみたことがありました。ちょっとした操作性の違いがストレスになり,だんだん使わなくなってしまいました。ただ,Microsoftの一人勝ち状態は好ましくないと思っているので,機会があればまた挑戦してみたいと思っています。
 操作性がさらに向上されれば,是非利用したい。

 Microsoft Officeに変わるものは,互換性ソフトではなく全く新しいスタイルのものだと思う。しかし,それはそれで新たな寡占の始まりなのかもしれない。

 会社ではMicrosoft Office,自宅ではStarSuiteを使用しているが,互換性がいまいちなので,もう一つ使いきれていない。早く互換性をよくして欲しい!

 Microsoft Officeは,一般ユーザーが新規で買うには高すぎる。できればソースネクストのようなアプローチを取って欲しい。それが無理なら後1万円くらい値段を下げることくらいはして欲しい。1万円違うとだいぶ印象が変わるでしょうから。でも使いやすさで言うとOpenOffice.orgよりは遙かに使いやすいから,文句を言いつつも購入してしまう。

 表計算ソフトとワープロソフトについては,そろそろ標準化の動きがあっても良いのでは?

 XMLによる文書互換性の可能性は,rtfの失敗からも期待できない。今後もMicrosoftの囲い込みは継続するであろうし,それに対する対抗策はOpenOffice.orgの地道かつ長期的スパンに則った啓蒙しかないのであろう。

 マイクロソフトオフィスは,もうほとんどOSのような状態なのだから,本当に囲い込みをしようとしているのなら,あっさり抱き合わせてしまう方がいいのではないかと思う。 OpenOffice.orgなどはよくできていると思うが,操作性などが歯がゆい程度に違ってとまどったり,文書の互換性が意外に低かったりして,実際に仕事で使えといわれると考えてしまう。

  Microsoft Officeというより,Excelの代替は,考えられません。それよりもバージョンアップが必要かどうか考えます。 Microsoft Officeのバージョンアップのメリットは,それほど感じないのですが,いつも料金を支払って購入する自分があります。「もしかして良いかも?」と思うと数万円なら全然惜しく感じます。

 StarSuiteでは,マクロ機能があるのでしょうか?ないのでしたら。是非とも搭載していただきたい

 ある程度デファクト・スタンダードとしての地位を同ソフトが確立しない限りは法人向けの導入には慎重にならざるを得ない。同ソフトのシェアが上昇することで,競争により既存のMicrosoft Officeのライセンス料が低下していくことを期待している。各業界のリーダー企業が導入を決断する要素がでてくれば,それ以降の普及はそれほどゆっくりではないだろうと思っている。

 以前Office 95 Proffesionalは4万円だった。今はOffice 2003 Professionalは6万5千円。せめて以前の価格へ下げて欲しいし,原価を考慮したら1万5千円くらいが適価と思う。

 既存のExcel VBAがそのまま動作すれば移行も可能。ただし,動作するだけではなく,Excel VBAの開発環境と同様な強力な開発環境が必要になると思う。

 社内でMicrosoft Officeの代替としてOpenOffice.orgを評価テストを行ったが,OpenOffice.orgの名前がまだ有名ではないせいか,ろくにテストもせず「信頼性が低い」と評価される部署が多かった。

 システム業界においては,Excelを表計算ソフトではなくワープロ・ソフトやプレゼンテーション・ソフトの代わりに使う向きが非常に多い。そのため,本来Excelが想定していないようなグラフィック面での仕様依存度が大きく,OpenOffice.orgに移行しようとすると,レイアウトが狂ってしまうため,仕様書をほぼ全面的に書き直す必要が出てきてしまう。Excelを本来の用途で利用している一般事務であれば,OpenOffice.orgへの移行はそんなに困難ではないものと思われる。

 StarSuiteに期待したいが,現状では互換性に乏しく,業務利用には耐えられない。(個人的に自宅パソコンにて利用してみたが,パワポは崩れすぎて全く使えない)

 最近ハードはDellが安価で企業向けモデルは3年保障となるため,通常は富士通が多いのですが,ユーザーがよしとする場合はDellを薦めて購入しています。OpenOffice.orgも使い方を覚えるために,社内で自分以外に流用しないであろうと言うような資料作成には使って見ました。仕様や取り扱い説明書を作る程度には十分使えると思っています。ソフトに関しても,OpenOffice.orgなどにすれば購入面でのコストダウンは期待出来ますが,コンピュータ・リテラシーの高くない,一般ユーザーには酷な話と成ってしまい,導入や教育にかかる時間的要因や,周辺で作成・出回る資料の参照問題からもハードのようにおいそれとは乗り換えられないと思っています。またExcelの関数やグラフ,VBAで組まれたマクロに関してはおいそれとは移行が難しいでしょうし。他にも雑誌などに記載されるノウハウ記事もMicrosoftが標準となってしまいますから,こういう面での効果も利用者が増える要因としては無視出来ないと思います。

 MicroSoft Officeにそれ程の未練はないが性能,使い勝手,VBAによる作業の効率化,業務改善の提案のし易さなどを見れば,OpenOffice.org,StarSuiteには簡単に移行出来ない,移行させることが出来ないのが現状である。

 Microsoft Officeは会社で,OpenOffice.orgは個人で使っています。個人用はそのうちWindowsからLinuxデスクトップに移行するつもりなのでOpenOffice.orgの発展に期待しています。

 オフィス・ソフトについて使用ソフトを指定できない不特定多数とのデータ共有と協同作業では,圧倒的シェアのMicrosoft Officeとの互換性において残念ながらOpenOffice.orgは満足できるレベルにない。表示のずれなどの比較的影響度の小さい問題に目をつぶれば,ビューワとしては利用可能と思われる。OpenOffice.orgにとって,より細部での互換性向上が普及のための最重要課題と考える。Microsoft Officeは開発に莫大な投資をしているのは理解できるが,目が覚めるような機能向上がないのにいつまでも高価な値付けをしているのは暴利である。過去の開発部分の流用も多いはずで,価格は漸次的に下げる方向に向かうべきと,利用者として考える。最近の家庭用パソコンはMicrosoft Office Standard(Word,Excel)が付属しているものが大半だが,Professional版を使うユーザーは二重に金を巻き上げられている。ユーザーとして選択の余地が乏しいのは問題である。しかもお試し版ではなく本物版なので,相応のコストがパソコンに含まれることになり,まことに不愉快である。

 Microsoft Officeを使わざるを得ないのが現状でしょう。既存文書が想定通りに表示できるわけでもありませんし,VBAも搭載されているわけではありません。しかしMicrosoft Officeは,いらない機能ばかりで高すぎる印象が強すぎます。もう少し機能をスリムにして安価にできないものかと思います。

 OpenOffice.orgは存在自体は知っていたが,ほとんど利用したことがない。業務での用途にもっと広がれば使用する事もあると思う。Microsoft Officeと文書フォーマットなどは完全互換,機能的にはMicrosoft Officeに劣る。などと用途によって差別化が図られていれば共存できるのではないかと思う。

 そのうち,MicrosoftがOfficeの定価を大幅に引き下げて,戦いが終わると思う。

 Word文書のレイアウトなどの互換性が低い点は社外とのやりとりで問題が発生するおそれが多い。しかし今回の記事でPDFで出すという解決方法にはなるほどと感心させられた。一度試してみたい。

 Microsoft Officeには書籍が多く関数や,マクロなどの書籍を自分にあったものを選べるが,オープン系のそれらには,選択の余地がない。Excelで関数やマクロを駆使してしこしこ作りこんだファイルをコンバートするにも,手が出せない。

 Microsoft Office は必要悪のようなもの。高価で,重く,不必要な機能が山ほどある。しかし既存文書の互換性や移行コストという問題によって生きながらえている。新しくオフィス・スイートを選択する企業においてはOpenOffice.orgなどは有力な候補であるだろうが,今のところ,既存企業には選択する余地がない。

 高いか安いかではなく,マイクロソフトが独占し,暴利をむさぼっているのが問題。通常なら,本数が出れば相当安くなるはずだ。

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