米Tresys Technologyとテンアートニは8月4日,日本でセキュアOS SELinuxの教育やSI,コンサルティングなどのサービスを提供すると発表した。

 SELinuxは,US National Security Agencyが開発し,オープンソース・ソフトウエアとして公開したセキュアOSモジュール。アクセス権限をきめ細かく管理するなどの方法で,セキュリティを向上させる。Red Hat Enterprise LinuxやTurbolinux 10 Server,Fedora CoreなどのLinuxディストリビューションに標準搭載されている(関連記事「セキュアOS入門」)。

 Tresys Technologyは,GUIによる管理ツールSEToolsや,SELinux対応アプリケーション開発環境SeFrameworkを開発するなど,SELinux開発コミュニティの中核となっている(Tresys CTOインタビュー)。

 Tresysとテンアートニは,2005年10月からセミナーを開始する。Tresysの教材をテンアートニが日本語化する。1日コースで9万5000円を予定している。またテンアートニは,8月30日から同社が開発した無償のハンズオン・セミナーも開始する。

(高橋 信頼=IT Pro)