NTTアドバンステクノロジは8月3日,オープンソースのeラーニング・システム「Opensource LMS」の有償サポート・サービスを開始すると発表した。NTTアドバンステクノロジでは「商用製品に比べ2分の1から4分の1の費用でeラーニング・システムを導入できる」としている。

 Opensource LMSは,NTTなどが開発し,2004年9月に公開されたオープンソース・ソフトウエア。「学習管理系機能モジュール(マネージャ)」と「SCORM 2004学習エンジンモジュール」で構成される。Javaで開発されており,LinuxまたはWindowsサーバー上で稼働するWWWシステムである。

 SCORM2004学習エンジンは,特定非営利活動法人日本イーラーニングコンソシアムとNTTエックス(現NTTレゾナント)が,IPAの委託により開発した「SCORM学習エンジン」を改良したもの。NTTによれば,すでに関東のいくつかの大学で使用されているという(関連記事)。

 NTTアドバンステクノロジは8月10日から,Opensource LMSを使用したシステム構築や運用のコンサルティング,プログラム開発,講習,インストール,サポートなどのサポート・サービスを開始する。

 価格は,インストールサービスが25万円から。運用講習サービスが30万円から。電子メールによるサポート・サービスが年額40万円から。コンサルティング,プログラム開発は個別見積もり。

(高橋 信頼=IT Pro)