Mozilla Japanは7月29日,オープンソースのメール・クライアントの新版「Thunderbird 1.0.6 日本語版」を公開した。Thunderbird 1.0.2以後に発見された,「重要度:最高」の深刻な問題を含むセキュリティ・ホールが修正されており,Mozilla Japanでは「すべてのユーザーにアップグレードを推奨する」としている。

 Thunderbird 1.0.5英語版にはEnigmailなどの拡張機能が正常に動作しなくなるという不具合があったため,1.0.5の日本語版を含む各国語版はリリースされなかった。1.0.6ではこの不具合も修正されている。

 Thunderbird 1.0.5で修正されたセキュリティ・ホールは以下の通り。

 Thunderbird 1.0.6 日本語版はMozilla Japanのサイトなどからダウンロードできる。

(高橋 信頼=IT Pro)

◎関連資料
Mozilla Thunderbird 1.0.6 リリースノート(Mozilla Japan)
Mozilla 製品における既知の脆弱性(Mozilla Japan)