オープンソースのメール・クライアントの新バージョン「Sylpheed 2.0.0」が7月29日,正式公開された。2.0.0では,迷惑メール対策機能などが加わった。

 Sylpheedはグッデイの山本博之氏が開発しているLinux/UNIX向けのGUIメール・クライアントで,国外にも多くのユーザーを持ち,29カ国語以上に翻訳されている。

 迷惑メール対策機能は,迷惑メールの特徴を学習して自動的に判別するもの。標準ではオープンソースの迷惑メール対策ツール「bogofilter」を使用している。

 GUIツールキットにGTK2を利用しており,フォントのアンチエイリアス表示などが可能。

 Sylpheed 2.0.0は,Sylpheedの公式サイトなどからダウンロードできる。

(高橋 信頼=IT Pro)