ソフォスは,国内のLinuxサーバーとウイルス対策ソフト導入率に関する調査結果を明らかにした。国内の企業と自治体に導入されたLinuxサーバー約4万台のうち,約25%にウイルス対策ソフトウエアが導入されているという。Linuxサーバーの用途別の導入率は調査していないとしている。

 調査は,矢野経済研究所に委託し,年商30億円以上の企業および自治体を対象に2005年4月に行った。

 Linuxサーバーの用途としては,Webサーバーが全体の23%弱,メール・サーバーが18%強,ファイル・サーバーが10%弱,DBサーバーが10%弱となった。ウイルス対策ソフトウエアはファイル・サーバーやメール・サーバーでは導入が必須とされる。一方,Webサーバーやデータベース・サーバーでは,一般には他のOSでも必ずしもウイルス対策ソフトの導入されているわけではないが,各用途別のウイルス対策ソフトウエア導入率については調査していないという。

 業種別,企業規模別のウイルス対策導入率については調査している。大手サービス業での導入率は台数ベースで65.3%,自治体は57.8%だった。中堅組立製造業は20.6%だった。

(高橋 信頼=IT Pro)

【訂正】
初出時「矢野経済研修所に委託し」と記述しておりましたが,正しくは「矢野経済研究所に委託し」です。お詫びして訂正します。