オープンソース・ジャパンは6月21日,既存のPCをディスクレスのLinuxシン・クライアントにするサービスを開始した。パソコンにデータを保存しないようにすることで情報の持ち出しを防ぐ。パソコンの機種が5機種以下で100台の場合60万円で提供する。

 同社のLinuxシン・クライアントは,クライアント側のディスクを使用せず,ネットワーク・ブートでOSをダウンロードし起動する方式を採る。クライアント側で使用できるアプリケーションは,WebブラウザFirefoxやオフィス・ソフトOpenOffice.org。Linux版のWindows Terminal Serviceクライアントにより,Windowsサーバー上で稼動するデスクトップ・アプリケーションを,リモート・コントロールで利用することも可能という。

 パソコンの機種が5機種以下で100台の場合のモデル料金は60万円。ユーザーのPCやネットワーク環境の調査,サーバー構築,敷設費用を含む。ユーザーへの導入教育,障害対応,保守,サーバーのクラスタリング構成は別料金。

(高橋 信頼=IT Pro)