マイクロソフトは6月10日,6月15日公開予定の「月例セキュリティ情報」の概要を公表した。それによると,同日公開予定のセキュリティ情報およびセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)は10件。最大深刻度が最悪の「緊急」のセキュリティ・ホールが含まれるので,修正パッチが公開され次第,Windowsユーザーはきちんと適用したい。

 公開予定のセキュリティ情報(修正パッチ)10件の内訳は次のとおり。

(1)Windowsに関する情報が7件(最大深刻度は「緊急」)
(2)Windows および Microsoft Services for UNIXに関する情報が1件(最大深刻度は下から2番目/上から3番目の「警告」)
(3)Exchangeに関する情報が1件(最大深刻度は上から2番目の「重要」)
(4)Internet Security and Acceleration (ISA) Server および Small Business Serverに関する情報が1件(最大深刻度は「警告」)

 いずれも,修正パッチ適用後には,システムの再起動を必要とする場合がある。

 修正パッチは,Microsoft Update (MU), Windows Update (WU), Windows Server Update Services (WSUS) および Software Update Services (SUS) を利用して適用/配布できる。それぞれのセキュリティ情報のページからもダウンロードできる。

 同日,ウイルス(悪質なプログラム)を駆除する「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の新版も公開される。悪意のあるソフトウェアの削除ツールの新版は,「ダウンロードセンター」やMU/WU/WSUSから利用できる。SUSでは利用(配布)できない。

◎参考資料
マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知

(勝村 幸博=IT Pro)