フィッシングの疑いを警告
 Mozilla Foundationは6月1日(現地時間),オープンソースのメール・クライアントMozilla Thunderbirdの次期版1.1のアルファ版をリリースした。1.1では,フィッシング・メールを警告する機能が追加された。

 フィッシング・メール警告機能「Phishing Detector」は,フィッシングの疑いのあるメールを表示した際に,メール本文の上部に警告メッセージを表示する機能。疑わしいリンクをクリックした際にも警告ダイアログを表示する。メール中のリンクがドメイン名ではなくIPアドレスの数字で指定されているメールなどを疑わしいと判断している。

 RSS機能が改良され,podキャスティングがサポートされた。また作成中のメールが自動保存されるようになった。入力中にスペル・チェックを行う機能も追加された。ただしデフォルト設定ではオフになっている。

 そのほか,多くの改良とバグ修正が行われているという。

 mozillaZineのアナウンス記事にダウンロード先のリンクがある。現時点でWindows版,Linux版,Mac版がリリースされている。

◎関連資料
Thunderbird 1.1 Alpha 1 Is Now Available(mozillaZine)